言い分
GASSHI
谷川俊太郎はイイ!
なんてことに気づきはじめた
今日このごろ。
気になる詩があったので
僕なりに解釈してみよう!のコーナーに
今週はさせていただきます。
『オンナの言い分』
作:谷川俊太郎
「オトナのオンナ」なんていう言い方に
目くじら立てたりはしませんよ
私たちは「コドモのオトコ」にもう慣れっこですから
あなた方はいつまでも理想の女を追い求め
おかげで私たちも どこまでも 自分の魅力を追求できます
そういう私の魅力は何かとお訊ねですか?
ふくらはぎのカーブでしょうか
悪口と愚痴は言わない酔いっぷりでしょうか
それとも
ちょっとシニカルなユーモアのセンスでしょうか
なんて自分で言ってしまうと興ざめですね
自分で気づいてないところに魅力はあるのかも
実は自分より「あなた」に興味があるんです 私
好きだからだろうなんて自惚れないでね
刻々に変化する表情の奥に隠れているあなたを
好き嫌いで決めずに待ってみたい
私の顔に浮かんでる微笑みを信じてください
それはどんな化粧も整形も作ることはできないもの
月や草木や獣に通じる私の自然から生まれるもの
私という器を私は大きく深くしていきたい
私にひそむ少女も老婆も殺さずに
僕は男なのでオンナの言い分が
理解できるかどうかわかんないです。
しかし谷川俊太郎も男なので
そう言った意味では
男から見たオンナの言い分。
つまりは男性の言い分。
男性から見た女性像なんです。
「オトナのオンナ」なんていう言い方に目くじら立てたりはしませんよ
冒頭のこれは、売れ残ってるオンナ、成熟しすぎたオンナを
指してますね。
つまりは、オブラートに「オトナのオンナ」という言葉で包んでますけども
完全に悪口言われてますね、単純に。
私たちは「コドモのオトコ」にもう慣れっこですから
ここで、「オトナのオンナ」が反撃に出ます。
「コドモのオトコ」イコール、マザコン(親離れできてない)や
貞操観念の低い奴のことを指します。
そんなやつらに慣れっこって、たいした恋愛をしてませんねこの女は。
あなた方はいつまでも理想の女を追い求め
おかげで私たちも どこまでも 自分の魅力を追求できます
ここは完全に負け惜しみですね。
さらには、「私たちも」といつの間にか仲間を作ってますねこいつは。
そういう私の魅力は何かとお訊ねですか?
ふくらはぎのカーブでしょうか
ここも、本題をはぐらかしていますね。
ふくらはぎのカーブフェチにのみ色目を使ってますね。
それか、ここはわざとはぐらかせて、さりげなく
胸の谷間をちらつかせるなど
かなり打算的な発想を委ねてますね。
悪口と愚痴は言わない酔いっぷりでしょうか
それとも
ちょっとシニカルなユーモアのセンスでしょうか
なんて自分で言ってしまうと興ざめですね
ここではこの女、かなりの攻撃を加えてきてます。
私は酔っても人の悪口は言わないけど
ここでいうシニカルなユーモアというのは
シモネタは言うわよ。というアピールですね。
そういう女を男は好みますから。
最後に防御はっている所も、水商売並みの
機転の利かせ方ですね。
ここでこの女性がキャバクラで働いていたという
事実が浮き上がります。
自分で気づいてないところに魅力はあるのかも
実は自分より「あなた」に興味があるんです 私
プチ告白してますね。
ここでは恋愛哲学において「かわし」という
テクニック使ってますね。
これは、自分に対する質問に対して
その人に対して好意をよせているぞで返す
テクニックですね。
ここでも水商売の経験生かしてますね。
好きだからだろうなんて自惚れないでね
刻々に変化する表情の奥に隠れているあなたを
好き嫌いで決めずに待ってみたい
一端その気にさせてまたひいてますね。
アメとムチもちゃんと使い分けていますね。
私の顔に浮かんでる微笑みを信じてください
それはどんな化粧も整形も作ることはできないもの
月や草木や獣に通じる私の自然から生まれるもの
私という器を私は大きく深くしていきたい
私にひそむ少女も老婆も殺さずに
でも、私はあなたのこと、ちゃんと見てるから
どこでもどんな時でも。
あなたのこと見守っているから
監視してるから、密着してるから、盗撮してるから
あなたのことを思う気持ちがたまりすぎて
飽和しそうなの
でも私は自分からは言わないの。
ずーっと好きだったしこの先ずーっと好きだもん。
結論から言えば
「女の恋は自然的に冷めることはない。
冷めてしまうのは、男が何らかの間違いを
侵してしまったからだからである。」
という男目線からの「オンナの言い分」の解説でした。
またな
2011 年 9 月 8 日
