夏の夜空に。
TEYANDEI

このあいだ、
多摩川の花火大会があったので
行ってきましたよ。
世田谷側の二子玉川と
川崎側の二子新地、
多摩川を挟んで両方から見えるこの花火。
わたしは川崎側の二子新地のほうから見ました。
7時開始だったので6時くらいに二子玉川駅を通り過ぎたとき。
乗客からうわあ!!という声が。。
んん?と思い窓から外をのぞいてみると。
河原が人の頭でいっぱい!!!
川沿いにみっしりと詰まっております。
いやあ。正直言って気持ち悪い。。
すごい人出だ~~。。
二子新地駅につくと。
もうケイタイがぜんぜんつながりません。。
場所取りしてくれてる友人にも、
駅で待ち合わせしている友人にも、
まったくつながらない。
なんだかもう気力が萎えてしまって。
帰りたいような気分になりつつ
ようやく合流したら。
おおー。花火がはじまった!!
場所取りしてくれていたところは、
灰やら火薬やらが落ちてくるほど打ち上げ場所から近くって。
こんな近くで花火なんて
見たことないというくらいの大迫力!!
いろんな花火が
どんどん打ち上げられている夜空を見ていると。
花火をつくっている人は、
空に絵を描こうとしているんだろうなあ。
という気がしてきました。
そんなでかいところに絵を描こうなんて。
人間って大それたこと考えますよね。
そして。みんなでそれを見上げて。
みんながすごい!って思う。
自然におー!とか、うわー!とか声がでて。
こんなに大勢の人が一つのものを
一緒に見ることってあんまりないんじゃないかな。
ふと気付くと。
わたしも川沿いにみっしり詰まった頭の一個で。
いまだれかが二子玉川の橋の上から河原を見たら、
気持ちわるい~。
と思われるものの一部で。
そしてそんな一部であることが。
なんつーか。
ちょっとうれしいような。
それが人間だぜーというような気もして。
大きな花火があがるたびにわきあがるどよめきに、
ゆらりと身をまかせてみたりする。
でも我に返ると。
みんなが同じ方向を見ていることに
違和感を感じたりもして。
その違和感もまた、
人間だぜーというような気もしてくる。
そしていつしか。
もうそんなことを考える暇もないほどに
花火はクライマックスへと向かっていて。
ただただその大迫力に圧倒されていて。。
大歓声の中、
最後のひとひらが散ってゆくと、
ふいに静けさが訪れました。
うっすらと煙だけがたなびく夜空を見上げると、
夏がゆるゆると遠ざかっていくのが見えましたよ。
2009 年 8 月 31 日
