ぼったくられたりもしたけれど私は元気です
TOMISINO
そんなこんなで夏休みにベトナム一人旅行ってきました。
ホーチミンやハノイには目もくれず中部地方のみ!!
かの有名な世界遺産の街、ホイアンでほぼ1週間すごしました。
ホイアンといえば
こんなんで
こんなんで
ちょっと離れると現地の人の家があって
玄関前で蚊帳に入っておじさんが寝てたり
でもって、市場はこんなんで
にわとりそのまま売ってその場でさばいていたり
なんか昔も日本ってこんなかんじだったんじゃないかな〜と
新興国のパワーを感慨深い思いで見つめながら
そぞろ歩きをしておりました。
行く前にわかってたことですが
どの店にも値段はなく
現地価格の10倍の値段ふっかけられ
なんとか5倍くらいで買ったり
でもふっかけられても商店で買えばジュースとか50円だし
ビールも100円くらい
お土産のシルク用品とかもたぶん1000円くらいは現地の人より
高いけどかわいいもんです
フォーやチキンライスとレモンジュースの値段が一緒だったり
よくわからない値段設定もあります。
と思っていたのですが、市場をうろうろしてたら
急ににこにこ話しかけてくるお姉さん
勝手に私の手を握り(オトコにも最近にぎられてないのにっ!!)
名前は?(え?ナンパ?)
何歳?(え?いきなり?)
結婚してる?(は?よけいなお世話ですが・・)
子どもいる?(さらに余計なお世話)
じゃあ恋人は?(だいぶよけいなお世話)
・・・ベトナム豆知識ーーーーーーーー
ベトナム人はなんの遠慮も(たぶん悪気も)なく
ズケズケとこういった質問をします。
まともなベトナム人は25歳くらいで男も女も結婚していて
子どももすぐ作るのが普通だそうで
30も半ばを超えて独り身なのはおかしな目で見られる上に
理由を根掘り葉掘り(葉堀りってなんなんだ!?byジョジョ)
聞かれるので
最後の方は
「27歳、二人の子持ち」って言いふらしてやりましたよ。
脱線おわりっ
−−−−−−−−ーーーーーーーーーーーーーー
とあれこれ質問した上で
靴を作れ作れというので
まぁ、オーダーメイド靴ってのも一度やってみたかったし1足くらいいいか・・と思いOK
2つだともっと安いよ
う〜ん・・まぁ、オーダーメイドで作れる機会もそうないし、2足くらいいいか・・と
そして
足のサイズを測ってもらっている時に世間話を装って
今度は服屋のねーちゃんがやってきて
服を作れ作れといいだし
足のサイズを測ってもらってる最中の
無防備な裸足の私は逃げることもままならず
・・まぁ、オーダーメイド服ってのも一度やってみたかったし1着くらいいいか・・とOK
2着だともっと安くするよ
・・・まぁ・・オーダーメイドでつくってもらう機会もそうないし・・
と、ここまで流されて結局1万5千円くらい使ってしまい
(ちなみに現地人の月の平均収入は1万〜3万くらい)
さすがに無駄遣いしてたら先がもたないと思いこのへんで帰ろうとしたら
「私の友達」
と服屋のねーちゃんからまた別のねーちゃん(オバサン・・?)を紹介されたので
もういらないっ!!とさすがの心の広い私も頑に断ったら
彼女たちのは作って私のお願い断るなんて酷い!!と拙い英語で罵られれ
その後急にベトナム語をまくしたてられ
とりあえず来いと敵のテリトリーに連れて行かれました。
そして・・やられましたよ・・
腕のマッサージをちょちょいとして「1万払え!」ですってよ。
これはひどいでしょう〜
日本でもないでしょう〜
物価は日本の10分の1くらいのベトナムで高すぎでしょ〜
酷い、高すぎる!と怒ったら
やっこさんもすごい剣幕で逆ギレしだして
その様子に周りで同じように商売を営む現地人もじりじりと迫ってきて
異様な空気になってきたので
5000円分だけ置いて
走って逃げ帰ってきました。
でも今考えても高すぎるっ!
ついビビってしまったチキンな自分がくやしい〜
そんなわけでカードも使えないベトナムで
3万くらいしか持っていかなかった私としてはあとはもう「絶対お腹壊すよ」
と言われていた屋台に行くしか選択肢がなくなり
最後の方はほぼ屋台。
(右はじにうつっているのは「レイバン」のサングラス。ベトナムではあらゆる処にレイバンが・・
なんとっ1000円で買えちゃいました♪)
屋台
屋台
屋台
おまけ
しかし、これが美味い!!
おまけに50円〜300円とかで食べられるし
英語は全く通じないけど隣のテーブル指差して
同じものをというジェスチャーだけで十分だし
プラスチックの赤い椅子は
思いのほかかわいらしくて
思いのほか座りづらくて
毎日お腹の調子は悪かったけどなかなかいい体験でしたよ。
で、商店で150円のビール買って、外で川を眺めながら飲んでたら
現地人に話しかけられまして
ベトナム人はみんな早起きで
朝5時に海にいって運動するだとか
ベトナムの女の子は服のまま海に入るんだとか
日本人の嫁はステイタスだとか
喪中は3年間結婚できないだとか
まぁ、いろいろ教えてもらいまして
ビールおごってもらったり
家族とか友達を紹介されて
いつのまにかまわりはベトナム人5人くらいがわいわい
私もなぜか踊ってましたよ。
狭い街なので毎日同じ通りを歩いているとおんなじ現地人に会うものでして
その後も仲良くなったベトナム人達と夜の飲み屋を渡り歩いたり
バイクをぶっとばして夜の海に行ったり
監視員(?)のおじさんに石ぶつけられたり
アザ作ったり
誰かの家に行ってみんなで×××したり
などなど
そして、日本に帰る前日に
市場でぼったくられたマッサージのおばさんと再会
明日帰るっていうと、
「あなたは私のベストフレンド」って言われ
ちょっと半泣きでハグされ「また来てね」と
水筒のお水を手渡されたので飲むフリだけしました。
そして
日本で着れないオーダーメイドの服と
止まらないお腹の不快感と
プライスレスな思い出を引きずって
ニッポンへ
なんだか一回りもお腹周りも大きくなった自分を感じた旅でした。
2014 年 10 月 15 日